こんにちは、乱太郎です。
『高校生ラップ選手権』で一躍知名度を上げ、今では『変態紳士クラブ』としても大活躍しているラッパー《WILYWNKA(読み方:ウィリーウォンカ)》をご存知でしょうか?ラップスキルの高さから“次世代の日本語ラップを担う存在”としても期待のかかる彼について詳しくまとめていきます!
WILYWNKAとは?
WILYWNKAは、1997年3月26日生まれ(年齢:23歳)、大阪・堺市出身のラッパー
『高校生ラップ選手権』に“TAKA”や“WILYWNKA a.k.a TAKA”というMCネームで出場し名を挙げます。その後バトルシーンからは退き、WILYWNKAに改名。ANARCHYが主宰するレーベル『1%』に所属して活動。さらにはジャンルレスユニット『変態紳士クラブ』のメンバーとしても活躍しています。
本名は井上貴喜
ラップとの出会い
小さい頃から母親の影響でm-floなどを聴いていましたが、その頃はHIPHOPを聞いているという認識はありませんでしたが、中学生になり韻踏合組合を聴くと「これがHIPHOPか」と初めてHIPHOPを意識してラップを聴くようになりました。
そこからは“USラップ”からの影響を大きく受け、マックミラーやエミネム、さらにはDJプレミアなどを好んで聴いていました。
ラッパーになるきっかけ
彼は、大阪のアメ村にあるラッパーやB-BOY御用達のセレクトショップ“一二三屋(ひふみや)”に通う、ごく普通のラップ好きの少年でした。
そんな彼がラップを始めることになったきっかけは、“HIDADDY(読み方:ヒダディー)”との出会いでした。
HIDADDYは、『韻踏合組合』にも所属するラッパーで、“一二三屋”を経営するオーナーとして知られており、日本語ラップのブームに貢献した1人です。
そんなHIDADDYと“一二三屋”でばったり会ったWILYWNKAは、突然『TVに出たいか?』と聞かれました。その質問に対し『出たい!』と答えると、ノートとペン、CDを手渡され、『リリック書いてこいや』と言われ、リリックを書いたことがラップを始めるきっかけになりました。
HIDADDYさんがなぜ急にこんな事を言ったかというと、当時TVの企画で新たなラッパー候補を探していたようです!
荒れていた10代
『高校生RAP選手権』の第1回、第2回、第3回、第7回の合計4回出場しました。結果最高で準決勝進出でしたが、名バトルを繰り広げ強烈なインパクトを残しました。
特筆すべきは、第3回に出場した後のこと。
第3回〜第7回の間(時期的には2013年3月〜2015年3月)に、とても荒れた高校時代(高校は中退ています)を過ごしており、鑑別所に数回送られました。
しかし、HIDADDYをはじめとした大阪の先輩や周りの人に支えられ、しっかりと更生。『第7回・高校生ラップ選手権』に出場し、その後ラッパーとして成功を収めています。
WILYWNKAの人気・おすすめ曲
See You Later feat. 変態紳士クラブ
2018年9月19日にリリースされた1st.アルバム『SACULA』に収録されている楽曲
変態紳士クラブのメンバー“VIGORMAN(読み方:ビガーマン)と“GeG(読み方:ジージ)”を客演に迎えています。
実質的に変態紳士クラブのメンバーとなっている本作ですが、“クソ環境から夢見た僕ら”や“言いたくないけど、これしかない”など、ラップに対するWILYWNKAの気持ちが込められた歌詞が魅力的な一曲!
Take It Easy feat. 唾奇
1st.アルバム『SACULA』に収録されている楽曲
沖縄を代表するラッパー“唾奇”を客観に迎え、プロデュースは“GEG”が担当しています。
HIPHOP好きなら間違いなくアガるこのコラボがされている本作では、がっつり下ネタが使われている歌詞が特徴的ですが、それすらカッコ良くラップする2人には圧巻です。
タイトルの「Take It Easy(=気楽に行こう)」の通り、爽やかでポジティブな一曲!
油断大敵 feat. BYUNGSUNG KIM
2020年12月3日にリリースされたEP『EAZY EAZY』に収録されている楽曲
大阪出身のBKこと“BYUNGSUNG KIM(読み方:ビョンサン キム)を客演に迎えています。
まさに“ストリート・ヒップホップ”といったクールな一曲!
また、VIGORMANをはじめとした仲の良い仲間たちが出演しているMVは、アメ村周辺で撮影され、最高にカッコいい作品になっているのでこちらにも注目です。
STAY feat. SIRUP
2020年9月20日にリリースされた2ndアルバム『PAUSE』に収録されている楽曲
大人気シンガーソングライター“SIRUP(読み方:シラップ)”を客演に迎えています。
2人が知り合ったのは曲を作る少し前のことでしたが、実は地元が同じだったので、同じ場所を知っていたりとすぐに意気投合しました。
そんな2人による本作は、Reebok CLASSICとのコラボ楽曲となっており、90年代をテーマにしたオシャレな一曲!
Represent feat. BADSAIKUSH
2ndアルバム『PAUSE』に収録されている楽曲
3MC・HIPHOPユニット『舐達磨』のメンバーとしても知られる“BADSAIKUSH(バダサイクッシュ)”を客演に迎えています。
そんな本作では、“Dickiesのパンツ”や、コンプラを掛けている歌詞など、HIPHOP愛が溢れている一曲。
『Da Bush Babees / We Run Things (It’s Like Dat)』をサンプリングしたフックにも注目です!
まとめ
いかがだったでしょうか?
彼のルーツであるストリートをテーマにした楽曲はもちろん、いろんなジャンルの楽曲でもかっこいいラップが出来るスキルの高さから、新世代の日本語ラップを担う存在として期待されています。
今後、さらに大きくなるであるWILYWNKAに大注目です!
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