こんにちは、乱太郎です。
ゆったりとしたグルーブ感で国内外からの人気を集めているミクスチャーロックバンドの「Tempalay(テンパレイ)」をご存知でしょうか?
ジャンルレスなロックバンドとして異彩を放つ彼らについて以下のことまとめていきます。
tempalay(テンパレイ)とは?
2014年に結成した3人組ロックバンド。
日本で数多くのフェスに参加するほか、2016年3月には、アメリカのテキサス州オースティンで開催された世界最大の音楽コンベンション「SXSW」に出場するなど、国内外からの人気を集めています。
メンバー紹介
小原 綾斗
ギター・ボーカル担当
高知県出身の彼が、音楽をする為に埼玉県志木市に移り住んだ際、元メンバーである竹内 祐也と近所のロックバーで出会いバンドを結成。
そのバンドが今のTempalayに繋がるので、言わばTempalayの生みの親でありバンドのリーダー。
結成当初からいたベースを担当していた元メンバーの竹内 祐也さんは2018年6月13日に脱退を発表しています。
藤本 夏樹
ドラム担当
元々は別のバンドを組んでいましたが、池袋の「鈴ん小屋」というライブハウスで共演したことがきっかけとなり小原が当時組んでいたバンドに加入。それと同時にバンドの名前をTempalayに改名して活動を始めました。
また、『John Natsuki』という名義でソロのアーティストとしての活動や、一児の父としての経験を生かし「KIKI PAPA チャンネル」というYouTubeチャンネルも運営しています。
「KIKI PAPA チャンネル」のキキちゃんすごく可愛いのですし、パパとしての顔も見れるのでオススメです!
AAAMYYY(エイミー)
シンセサイザー・コーラス担当
元々はサポートキーボーディストとして活動初期からTempalayの音楽を支えており、度々正式メンバーとして加入して欲しいと誘われていましたが、
「売れるためにちゃんと頑張る」
というメンバーの覚悟が感じられず断り続けていましたが、2018年7月7日に正式にメンバーとして加入します。
また、シンガーソングライター・トラックメイカーとしてソロの活動もしており、マルチプレイヤーとして様々な作品を作り出しています。
tempalay(テンパレイ)の人気・おすすめ曲
革命前夜
アパレルブランドとして知られるGAPの「1969 RECORDS」というプロジェクトとのタイアップとして書き下ろされ、2017年6月2日に配信限定でリリースされた楽曲
「アポロ11号の月面着陸」がテーマになっており、ローファイなビートを軸としながらも、リバーブのかかったシンセのサウンドに転調する部分などもあり、まるで宇宙のにいるかのような浮遊感のある一曲です。
また、「革命前夜」を絶賛していた「King Gnu」のギター・ボーカルの常田大希がリミックスした「革命前夜 – Daiki Tsuneta Millennium Parade Remix」でも話題を呼びました。
ちなみに、革命前夜のMVはインディースレーベルの「P-VINE RECORDS」が管理・公開していましたが、Tempalay側とのコミュニケーションが十分ではなく少し揉める形となり、一度MVはYoutubeから削除されていました。(今は新しく投稿されています。)
どうしよう
2018年9月26日にリリースされたミニアルバム「なんて素晴らしき世界」のリード曲として収録されている楽曲
また、アジア圏で史上初となる「全米ビルボード200」でのチャート1位を獲得した曲でもあります。
そんな「どうしよう」は、疲れ切ってすぐに夢の世界に入ってしまう困惑の中でも充実感を感じている。といった歌詞で、不協和音と不思議なメロディがいい意味で気持ち悪さを感じるサウンドですが、「耳にスッと入ってきて曲の世界観に浸れる」そんな脱力感を感じる一曲です。
🌳🌳 #RM pic.twitter.com/fB1UNQBzdV
— 방탄소년단 (@BTS_twt) October 2, 2018
また、「どうしよう」は大人気K-POPアイドルの「BTS(防弾少年団)」のメンバーであるRMがTwitterにおすすめ曲として紹介したことでも注目を集めました。
そなちね
2019年6月5日にリリースされたアルバム「21世紀より愛をこめて」に収録されている楽曲
ビートたけしこと北野武が監督を務めた映画「ソラチネ」の、ヤクザとして生きる主人公が幸せを求めるもその先には”死”しか待ち受けていない様と、これから”生”を受ける真っ白な新しい命の対極した部分に影響されて作られました。
そして注目して欲しいのは何本も脚本・構成をを書き直したというMVです。
やっと公開できました。何度も脚本、構成を書き直す@McFeds を観てきたのでとても嬉しい。撮影に協力してくれた演者スタッフチーム全てに本当ーに感謝です!
— 小原 綾斗 (@jimihemn) October 4, 2019
みなさんのいろんな解釈を聞きたいなあ!
Tempalay “そなちね” (Official Music Video) https://t.co/rkLOV4pazZ @YouTubeより
「そなちね」のMVを考察
「2019年、宇宙の旅」というテーマで夏休みの自由研究を書く、どこにでもいそうな森田大地という少年。
しかし、家庭内では暴力があったり、虐められている人を見ている事しかできない自分に対し、少年は「僕はなぜここにいるのだろう→僕はどこにいるのだろう」とメモに書き出すほどに自分の存在価値を見つけられずにいました。
そんな少年は”ある男”と出会います。
その男は、ヤクザとして生きていましたが、人に発砲できず足を洗うことを決意し砂浜に銃弾を捨てます。
そこに偶然現れた少年が男に話しかけ、拳銃の作り方を教えてもらう事になり、銃を作れる事に感動した少年の自由研究はいつの間にか「拳銃の作り方」に変わっていくのでした。
拳銃を完成させた少年は思い立ったかのように男が銃弾を捨てた砂浜に行き銃弾を拾い、拳銃を自分の頭に突きつけ発砲し倒れていく様子が少年の最後のシーンとして描かれています。
少年が命を失ったのかは不明ですが、そこまで少年を追い詰めた両親や、銃の製造を教えた男、いじめっ子たちはその後も幸せで笑顔な生活が描かれています。
そしてラストシーンでは「小学生男児夏休みの自由研究で銃を密造」という見出しの新聞記事で終わっており、まるで少年が一人でした事のように書かれています。
シーンごとに人それぞれ違った解釈ができると思いますし、まるで短編映画のようなクオリティになってます。
脱衣麻雀
アルバム「21世紀より愛をこめて」に収録されている楽曲
表現の規制が厳しくなっている現状に対する憤りを表現したという「脱衣麻雀」ではかなりギリギリを攻めた歌詞が麻雀ワードと共に表現されているのが特徴的な一曲です。
かいじゅうたちの島
2018年8月30日にリリースされたアルバム「from JAPAN 2」に収録されている楽曲
夢なのか現実なのか不思議な世界を歌っています。
アルバムのタイトルの通り海外もターゲットにしているアルバムなので、そのサウンドはザ・ビートルズのようなストレートなUKロックを感じさせるサウンドが魅力的です。
大東京万博
2020年2月26日にリリースされたシングル
「開いて散る」と「開いて咲く」という二面性を持つ『花火』がテーマにお祭りソングとして制作されましたが、オリンピックの開催が見送られてこともあり、結果として「開いて散る」というある種”壊滅的”な意味合いが強く感じられる曲になりました。
もし、オリンピックも通常通り開催されていたらまた違った感じ方のできるまさに「二面性を持つ曲」ではないでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
海外を意識した曲も多く、日本のロックシーンでは異彩を放っている「tempalay」
国内外からの支持はこれからもっと高くなること間違いなしの彼らから目が離せません!
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