こんにちは、乱太郎です。
ヒップホップやR&Bなどを始めとした“ブラックミュージック”をルーツに持ち人気のある3人組バンド《LUCKY TAPES(読み:ラッキーテープス)》
解散・加入・脱退を経て、どのように今のスタイルになったのでしょうか?
LUCKY TAPESとは?
LUCKY TAPESは、前身となる5人組バンド“Slow Beach”のメンバーによって、2014年に結成した3人組バンド。
2018年5月23日には、ビクターエンターテインメントより“メジャーデビュー”を果たしています。
メンバーの詳細
高橋海(たかはしかい)
ボーカル・キーボード担当
作詞・作曲・編曲・マスタリングなどもこなす“シンガーソングライター”的な一面や、“音楽プロデューサー”として様々な楽曲に参加するなど、マルチな才能を持っています。
そんな彼の“音楽のルーツ”は、北米で人気のあった“ヒップホップやR&B”
というのも、彼が音楽を聴くようになったのは、小学6年生の時にロサンゼルスへ1ヶ月滞在した際に触れた、カニエ・ウェスト、エミネム、ビヨンセなどの北米でポピュラーな音楽がきっかけだったからです。
1ヶ月という短い期間でしたが、彼の音楽性に関してかなり大きな影響を与えました。
高橋健介(たかはしけんすけ)
ギター担当
“ギタリスト”として他のバンドのサポートメンバーや、メディアへの露出などソロの活動を始めとし、“DJ”としてターンテーブルを回したり、“アレンジャー”として楽曲の編曲を担当するなどの一面もあります。
そんな彼がブラックミュージックを聴くようになったきっかけの一曲は、アメリカの伝説的シンガー“ダニー・ハサウェイ”の『What‘s going on』
田口恵斗(たぐちけいと)
ベース担当
小学生の時に父親が“ハワイアン・ロックバンド”を組んでおり、そのバンドでカバーしていたハワイアンポップデュオ“CECILIO & KAPONO”の『Night Music』など、両親から大きな音楽的影響を受けています。
3人の出会い
LUCKY TAPESは元々“Slow Beach”という前身のバンドの流れから結成されたわけですが《3人の出会い》を深掘りしていきます。
3人の地元は“神奈川・鎌倉”
地元は同じでしたが、幼少期からの面識はなく3人の出会いは高校生の時。高橋健介と田口恵斗は同じ神奈川県・逗子の高校に通っており2人とも軽音部に所属していました。(高橋健介が後輩)
高橋海とは、小中高こそ同じではないですが、共通の音楽友達から紹介してもらい知り合います。
高橋海さんと高橋健介さんは同じ苗字なので、ネットでは“兄弟!?”といわれていますが、兄弟ではないです。
きっかけはマイケルジャクソン!?
間もなく出番です!! pic.twitter.com/D6t67iRO0i
— Slow Beach (@Slow_Beach) February 11, 2014
LUCKY TAPESの前身となるバンド“Slow Beach”は大学卒業後に別々の進路に進むと、足並みが揃わなくなり、2014年5月14日にTwitterで突然の“解散”を発表。
メンバーは別々の道を進むわけですが、高橋海は「何かしらの形でプロジェクトを動かしたいな」という気持ちもあり、ソロで音楽を作り続けました。
その後、久しぶりに集まった“Slow Beach”の元メンバー高橋海・田口恵斗・濱田翼の3人で食事にいきます。
そこで話したマイケル・ジャクソン『Love Never Felt So Good』の話題で盛り上がり、スタジオでこの曲をカバーしたことから、再びバンドとして動き始めます。これがLUCKY TAPESの原型です。
なので、初期メンバーは高橋海・田口恵斗・濱田翼の3人です。
意外と知られていませんが、LUCKY TAPESは元々高橋海さんの音楽プロジェクトとして立ち上げられたバンドです。
加入と脱退を経て
本日は梅田Shangri-laにてワンマンライブありがとうございました!つばたんはメンバーからファミリーになりました👨👨👦👦
— LUCKY TAPES (@luckytapes) April 1, 2016
今後もLUCKY TAPES、サバゲーつばたん共にどうぞ宜しくお願い致します💥🔫 pic.twitter.com/UpV0eljwr7
LUCKY TAPESとして3人で結成した約半年後にサポートギターとして高橋健介が就職の内定を蹴ってバンドに携わることに。
その後しばらくは4人で活動していくことになりますが、2016年4月1日に大阪で行われたLUCKY TAPESのワンマンライブを持って濱田翼が脱退。さらに高橋健介が正規メンバーとして加入したことから現在のLUCKY TAPESのスタイルになりました。
LUCKY TAPESの人気曲・おすすめ曲Part1
BLUE feat. kojikoji
2020年8月5日リリースの楽曲、2020年11月25日リリースのアルバム『Blend』にも収録。
シンガーソングライターkojikojiを客演に迎えています。
kojikojiとの出会いは、kojikojiが『COS feat. BASI』をカバーしてInstagramに投稿したのを高橋海が見た事。ヒップホップやR&Bの弾き語りを先駆けてSNSにアップしていた事や、歌声に魅力を感じ、SNSを通じて連絡を取るようになります。
そして、本作のデモができた時点で「kojiちゃんの歌声とマッチしそう」と思い高橋海がオファーした事で実現したコラボです。
Trouble
2020年9月9日リリースの楽曲、アルバム『Blend』にも収録。
『BLUE』から2ヶ月連続のリリースとなった本作で注目して欲しいのは、ギターとベースのサウンド。ゆったりと流れる優しい曲の雰囲気を一段と高めています。
1人の夜に聴くと優しく包んでくれそうな一曲!
ランドリー
2020年10月7日リリースの楽曲、アルバム『Blend』にも収録。
音楽以外のことは冴えていないと自称する高橋海自身の“悩み”や“葛藤”が歌われている本作で注目したいのは、“何者にもなれるそんな時代と 何者にもなりたくないそんな矛盾”という歌詞。
高橋海の場合は“アーティストではなく、何者でもない自分になりたい時がある”ということ。これをそれぞれ聴く人に置き換えた時、共感できる部分は多いのではないでしょうか?
LUCKY TAPESお馴染みのイラスト
以上、3ヶ月連続でリリースされた楽曲を紹介していきましたが、これの曲に共通しているのは“3曲全てのリリックビデオに同じイラストが使われている”という事。
ネットでも話題のLUCKY TAPESお馴染みの“謎の女の子”を書いているのはなんと現役高校生!
専門高校のファッションデザイン科に在籍している《The Peach of Girl》というイラストレーターが手掛けています。LUCKY TAPESの人気曲・おすすめ曲Part2
22
2018年5月23日にリリースされたメジャーデビューEP『22』にリード曲として収録されている楽曲
“22”という数字は、一般的に大学を卒業して社会に飛び出していく年齢の“22歳”、そしてLUCKY TAPESを結成した時の高橋海の年齢。
何か始まる時に感じる“期待や不安”を表現した一曲です
MOOD
メジャーデビューEP『22』の収録曲
本作は25歳の自分テーマに歌った曲、学生時代は狭いコミュニティで過ごすことが多いですが、25歳になればいろんな世界を見ることになります。
そんな25歳に“金も名誉もないけどさ 好きなことばっか追い掛け回して”という歌詞の言葉はすごく刺さるのではないでしょうか?
また、高橋海が25歳の時に歌った『Touch!』という曲の歌詞の中から“味のないキャンディーをポケットに忍ばせ”や“このムードに酔っていたいずっと”など多くのフレーズを“セルフサンプリング”しているのにも注目です。
MVの、特徴的な一本の道路は“鬼押ハイウェー”という道路です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ローファイヒップホップ的な音楽や、R&B要素の強い音楽など、ブラックミュージックを中心とした様々な音楽を作り出しているLUCKY TAPES
今後どんな音楽を見れるのか楽しみです!
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