こんにちは、乱太郎です。
どんなビートにも乗りこなすラップスキルの高さを持つ《Jinmenusagi(読み方:じんめんうさぎ)》彼は”ネットラップ”出身というのは有名な話ですが、一体どのようにして”ネットラップ“に辿り着いたのでしょうか?
jinmenusagiとは?
jinmenusagiは、1991年11月4日生まれ(年齢:29歳)のラッパー・ビートメイカー。出身は東京都府中市ですが、すぐに千代田区に引っ越してそれ以来、千代田区に住んでいます。
『ニコニコ動画』上でラップをする”ニコラップ“出身で、2012年にデビュー。その高いスキルから注目の的に。
本名《冨山理央(読み方:とみやま りおう)》、通称《ジメサギ・ウサギ》、別名《LEEYVNG・Ghost Cheek》など
ラップを始めたきっかけ
“ニコラップ “からの活躍が注目されがちな彼ですが、ラップを始めたきっかけは至って普通。
“エミネム”の「8mile」からラップにハマり、アメリカのラップグループ“RUN DMC“や”BEASTIE BOYS“にハマってからは、自分でもラップを始めます。
そんな彼は14,5歳の時に、携帯のボイスレコーダーで自分のフリースタイルラップを録音しては(ネット上でラップをする)”ネットライム“で出会った仲間と聴かせ合っていました。
ロックにハマり、サイファーも
さらに16,7歳になると、アメリカのロックバンド“LINKIN PARK“にハマりバンドを結成。彼はラップを担当しました。
この時期はHIPHOPよりはメタルバンドにハマっていましたが、サイファーを主催したり、RHYMESTERのメンバーなども所属していた、早稲田大学の名門音楽サークル《GALAXY(ギャラクシー)》に歳をごまかして遊びに行くなど、HIPHOPにも頻繁に触れていました。
音源を作り始め”ニコラップ “と出会う
彼が“音源”を作り始めたのは、前述したバンドを組んでいた時。バンドで使う音源を作る為にメンバー全員で買った”MTR(マルチトラックレコーダー)”の置き場所が彼の自宅だったこともあり、そのMTRでラップの音源を制作し始めました。
しかし、次第にラップを乗せる”ビート”が足りなくなって、インストのオリジナルビートがをネットで探す事に。そうして辿り着いたのが《ニコラップ》。ビートを探すだけではなく、自身の曲もアップするようになりました。
初めはバンドの活動もしていましたが、住んでいた場所が遠かったこともあり、次第に彼の活動場所はこのニコラップに移っていきます。
時期的には、2008年〜2010年くらいの時期に特に力を入れてやっており、そこで出会った”電波少女“などの人間関係が今も続いています。
MCバトルシーンでのjinmenusagi
一時期は「MCバトルに全く興味がない」と言っていた彼ですが、最近だと《真 ADRENALINE》というバトルに出演しています。
彼のバトルスタイルは、楽曲で見せる最先端のフロウとは異なり、古典的な乗せ方。いわゆる”オールドスクール“的な乗せ方をしているのでチェックしてみてください!
jinmenusagiの人気・オススメ曲
Monster Riot ft. Jinmenusagi
2016年5月20日にリリースされた楽曲
“湘南乃風”のオープニングアクトも努める、エレクトロニックな音楽が特徴的な2人組ユニット《Monster Rion(読み方:モンスター・ライオン)》の楽曲に客演で登場。
“世界から見た日本”を表現したという本作では、世界的に人気のあるアニメ《ドラゴンボール》のボイスを入れたり”日本らしさ”を出している一方で、まるでEDMのような攻撃的なサウンドに乗せたスキルの高いラップがマッチしており、今までにない雰囲気となっています。
Jinmenusagiのラップスキルの高さが良く分かる一曲!
so goo
2018年9月26日にリリースされたJinmenusagiと”唾奇”でおなじみのトラックメイカー”Sweet William“の共作アルバム『la blanka』に収録されている楽曲
Jinmenusagiが彼女と別れたタイミングで、バイリンガルの女の子に「遊ぼうよ」と声をかけた時に”such a player(チャラ男)”と言われた後に書いたという本作、生々しいワードが使われており、よりリアルを感じさせます。
HIPHOP好きにはたまらないコラボ!
夏は終わらない
2020年9月5日にシンガーソングライター《kiki vivi lily》とのコラボ曲としてリリースされた楽曲
そんな本作では、ヒップホップミュージシャンの“EDC”の「ロンリーガール feat. K DUB SHINE」という曲からの影響を受けており、本作の“焼けてる肌 染めてる髪“という歌詞は、「ロンリーガール」の”焼けてる肌 茶色い髪“からサンプリングされているのがアツいポイントです。
待ちに待った”Jinmenusagi×kiki vivi lily”コラボ楽曲!
はやい
2016年12月14日にリリースされたEP「はやいEP」に収録されている楽曲
トラックメイカー”Dubby Maple(読み方:ダビー・メイプル)”とのコラボしてる本作は、《はやい》というワードが2分ほどの曲にも関わらず“17回“も繰り返し使われているところや、”ネットラップ”らしい最先端のフロウが特徴的な一曲。
余談にはなりますが、この『はやい』という曲のビート、MCバトルのシーンで良く使われていたのですが、“ビートの著作元には1円も入って来ないのに、使用側からのリスペクトを感じない“という理由で、Jinmenusagiは今後一切のMCバトルでの使用を禁止しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハイテンポのビートからメロウなビートまで乗りこなす、高いラップスキルを持つJinmenusagi
彼が日本語ラップのレジェンドになる日はそう遠くないのかもしれません。
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