こんにちは、乱太郎です。
リアルな歌詞や巧みな言葉選びが魅力的で、Chilly Source所属のラッパー《pinoko》
まるで短編映画のようなドロドロの恋愛を描いたMVも話題を呼んでいる彼女ですが、一体どんなラッパーなのでしょうか?
pinokoとは?
pinokoは、1991年9月15日生まれの29歳、千葉県出身のラッパー。
2015年12月から活動を開始し、ライフスタイルレーベル《Chilly Source》にも所属しています。
豊富な音楽経験
彼女は母親の影響で4歳からピアノをはじめ、音楽に触れ始めます。
小学校低学年の時には、全国的に有名な地元の“和太鼓チーム”で和太鼓を習い始めると、千葉県のジュニア大会では“2位入賞”するなど、幼少期から音楽には慣れ親しんで育ってきました。
15歳になるとギターを弾ける友達と“フォークデュオ”という形態で路上ライブを経験。そこで彼女はピアニカ・ボーカルを担当。さらに本格的ではないものの作詞もしました。
しかし、高校でグレてしまった事もあり、高校・大学と音楽活動はしていませんでした。
地元から離れたい
彼女は自分の地元を“クローズドな地元だった”と言うように、田舎だった地元ではいわゆる“ヤンキー”の友達も多く、そのため彼女も見た目で周りから判断される事もしばしば。
そんな地元に嫌気をさし、地元から離れた千葉市の方の高校に進学。そこでいろんな人と出会った事がきっかけで《自分を受け入れてくれる場所》がある事を知ります。
そうして高校を卒業して大学に進学するタイミングで東京に移り住み、都内の大学に進学し、地元から離れた生活を始めました。
それHIPHOPなの!?
大学に進学し、所属していたサークルの友達がHIPHOPしか聴かない人たちで、「HIPHOP知ってる?」と聴かれた彼女は「知らない」と答えると、一緒にカラオケに行き友達が好きなHIPHOPの曲を教えてもらうことに。
しかし、カラオケで“NITRO MICROPHONE UNDERGROUND”や“SHINGO★西成”が歌われ、彼女は「この曲知ってる!」と思います。
そう、彼女は20歳くらいまで音楽を聴く時にジャンルを全く意識していなかったので、知らず知らずの内にHIPHOPを聴いていたのです。
HIPHOP好きの友達と行くカラオケでは、マイクを回してフリースタイルラップをする“サイファー”をやっていましたが、彼女は「私はできない」と参加はしませんでした。
病をきっかけにラッパーに
彼女に大きな転機が訪れたのは23歳の時。
“卵巣嚢腫”という病気が見つかります。そこで「もしかしたら二度と目が覚めないかも」と恐怖を感じた彼女の脳裏には“やっておけば良かった事”が思い浮かびます。
それは“自分はできないと参加しなかった、カラオケでのサイファー”この事を後悔していた彼女は、手術後が終わり退院した後、すぐにラップを始めました。
活動当初は「戦極シンデレラMCバトル」などMCバトルにも参加していました。しかし、向いてないなと感じたためそれ以来参加していないです。
名前の由来はあのキャラ
【ピノコちゃん】#こんなブラック・ジャックはイヤだ
— つのがい/イラストレーター・漫画家 (@sunxoxome) September 2, 2020
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《pinoko》の名前の由来は、ブラックジャックに登場する“ピノコ”
2人は同じ“卵巣嚢腫”という病をきっかけに誕生しました。それを知っていた友人から「MCネームにすれば?」と言われた事で“ピノコ”という名前を使うことにしました。
当時、彼女は「ブラックジャック」のことはほとんど知らなかったそうです。
Chilly Sourceに加入
彼女は2017年7月から“Chilly Source”のメンバーとして活動していますが、そのきっかけはTwitter。
Chilly Sourceの代表を務める“DJ KRO”が、当時Twitterで“曲を送ってくれた人の中から、気に入った曲のMVを無料で作ります”という企画を実施しており、彼女はこれに応募します。
そうしたらすぐにDJ KROから「是非撮りたい」と折り返しの連絡が。その後直接会って話す機会があり、そこでDJ KROから「Chilly Sourceに入ってよ」と声を掛けてもらい、加入を即決しました。
pinoko の人気・オススメ曲
たばこ
2018年10月10日にリリースされた1stアルバム『Hotel』に収録されている楽曲
彼女が初めて歌詞を書いて曲にした本作は、“だんだんと短くなるもの”を喩えた“たばこ”がテーマで、彼女のドロドロとした感情が歌われれています。
MVでは男女の三角関係が描かれており、想像できない衝撃のラストシーンに注目です!
after pills
1stアルバム『Hotel』に収録されている楽曲
本作では、“過去を帳消しにすること”を“after pills”に喩えて、忘れたいけど忘れられない彼氏との失恋が歌われています。
MVでは「たばこ」のMVに登場していた“途中で帰った男性”にフォーカスを合わせた映像になっており、なかなかの衝撃作となっています。
Sunday feat. ケンチンミン
2020年1月22日にリリースされた2ndアルバム「リバース」に収録されている楽曲
客演には、同レーベルのトラックメイカー・ラッパー《ケンチミン》を迎えています。
そんな本作では、何気ない日常的な日曜日が歌われていますが、もしLINEを送った“君”と、鍵を開けたらいた“君”がもし違う人だったら、、、と考えると全く違ったを受けるでしょう。
“三部作完結”で短編映画のようなストーリ性があるMVの、第1作目となる本作では、“やり慣れた感じで浮気をしている女の子”にフォーカスされており、無表情で支度して次の男性のところに向かっていくところには恐怖すら感じます。
“まお”という女の子を演じているのは、アイドルとしても活動している《佐伯茉央》さん!
koakuma
2ndアルバム「リバース」に収録されている楽曲
本作は、ちょっとメンヘラ気質の恋人の“小悪魔”的な部分が歌われています。
MVでは『Sunday』と同じようなシーンからの始まりますが、隣にいる女の子が違います。この女性とはどのようにして出会ったのか?また、前回一緒にいたまおちゃんとの関係は?ということが描かれています。
思わず『え?』と言いたくなるようなラストシーンから早くも自作が気になります!
本作での新しい恋人を演じている女の子は、《Nanase》さん!
コリドー街
2020年10月21日にリリースしたEP『Room』に収録されている楽曲
本作は、ナンパの名所として知られる銀座・コリドー街でナンパされた時の嫌だったことがポップに歌われています。
MVは、『koakuma』に出てきたまおちゃんの本名彼氏が登場するサイドストーリー(Episode.2.5)となっており、まおちゃんの電話を無視して違う女の子とベタベタしている姿が描かれています。
次回の3部作最後のMVでは、4人にどんな結末が訪れるのか楽しみで仕方ありませんね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
歌詞の”比喩”や“リアルな表現”が秀逸なフィメールラッパー・pinoko
Chilly Sourceの一員としてどんな楽曲を作っていくのか、目が離せません!
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