こんにちは、乱太郎です。
ヒップホップユニットの「THE OTOGIBANASHI’S」やクリエイティブチーム「CreativeDrugStore」の中心人物としても名の知れているラッパーのBIM(ビム)。
ソロとしての活動では、ジャンルを超えて様々なアーティストとコラボしているBIMについて以下のことをまとめていきます。
BIM(ビム)とは?
ラップを始めるきっかけ
小学生の時に放送委員会に所属していたBIMは、校内放送でマイケルジャクソンなど同世代があまり聴かないような曲を流していました。
なぜ同世代が聴かないような曲を流していたかと言うと、単純に「みんなが知らない曲をかけているのがかっこいい」と思っていたからです。
そんな彼がある日かけたRIP SLYMEが学校での評判が良く、「これはアツい」と感じたBIMはRIP SLYMEの曲をしっかりと聴くようになり、「証言」などの日本語ラップも聴くようになります。
そして、DJを志していた中学生の時に、ラッパーの「TwiGy(ツイギー)」と会う機会があり、そこで「DJをやりたい」と相談したところ、「ラップやっている人でDJもやっている人が多いからラップやれば?」と言われたのがきっかけでリリックを書くようになり、ラッパーとしての活動を始めました。
BIMが思っていたHIPHOPの大前提
高校生になり本格的にHIPHOPを始めようと考えたBIMは、RIP SLYMEに憧れていたこともありHIIPHOPを始める大前提として「グループを組むこと」を考え、まずはメンバーを探すところから始めます。
そして高校2年生の時に、当時通っていた高校の同級生であり同じクラスの「in-d(インディー)」を誘い、そこにin-dの地元の友達である「18scott(ジュウハチスコット)」の3人でラップを始めます。
高校3年生になると、18scottが受験でグループを抜けることになったので、BIMの地元の「PalBedStock(パルベッドストック)」が加入し、こうして『THE OTOGIBANASHI’S(ジ・オトギバナシズ)』結成しました。
当時はmixiが流行っており、BIMがin-dがラップを好きな事を知ったのもmixi経由でした。
ソロとして活動していくきっかけ
ラッパーとしてグループでしか活動したことがなかったBIMでしたが、所属するクリエイティブチーム「CreativeDrugStore」のメンバーがソロを出したり自分の本当にしたい事を追求する時期があったり、周りの人から「ソロも見てみたい」という声もあったなど、いろいろなタイミングが重なってソロとしての活動をすることに決めました。
しかし、ソロとして本格的に動き始めたのは22歳、23歳くらいの時で、世間的には大学を卒業して社会人になっていく年齢だったので、このまま音楽でやっていけるのかという不安や葛藤がたくさんあったそうです。
BIMの人気・おすすめ曲
BUDDY feat. PUNPEE
同じレーベルSUMMITに所属する先輩『PUNPEE(パンピー)』を客演に迎え、2018年7月25日にリリースされた1stアルバム「The Beam」に収録されている楽曲
元々はPUNPEEに客演をお願いする予定はなかったですが、(BIMのA&Rを担当している)RENの勘違いで、BIMとPUNPEEに同じRascalからビートを買うことになってしまいましたが、PUNPEEが『このビートは何かに絶対使う』と言っていた事を聞いていたRENが『じゃあBIMとの曲に使えばいいんじゃないですか』と提案した事で、このビートはBIMの曲で使うことになり、さらにPUNPEEを客演に迎えることになりました。
そんな偶然が生んだいわば奇跡の一曲です!
A&Rとは、簡単に言うと音源を軸にして販売戦略を練る人です。(マネージャーに近いイメージ)
Runnin’ feat. kZm, SIRUP
2020年2月12日にリリースされたミニアルバム「NOT BUSY」に収録されている楽曲
客演には、シンガーソングライターの「SIRUP(シラップ)」とヒップホップクルーYENTOWN(イェンタウン)に所属し、BIMとかなり親交の深いラッパー「kZm(カズマ)」を迎えています。
kZmが感じていた下の世代の成長から感じる焦りが中心に歌われており、BIMがkZmに対して歌い、2人を包むようにSIRUPが歌っている、そんな3人の魅力が存分に出ている一曲です。
印象的なイラストは、PLANET TOKYOに所属しているOleこと「Takeru Shibuya」が手掛けています。
Be feat. Bose
ミニアルバム「NOT BUSY」に収録されている楽曲
客演にはなんと、日本のヒップホップシーンのレジェンド的存在のスチャダラパーのメンバー『Bose(ボーズ)』を迎えています。
客演のきっかけは、ダメ元で客演をお願いしたところOKをもらい実現したもので、BIMのバースからは憧れのBOSEへのリスペクトを感じます。
またBoseの「思うじゃん思うじゃんって思うじゃん」というバースは、小沢健二の『今夜はブギーバック feat.スチャダラパー』のワンフレーズ「なくなくなくなくなくなくな~い?」の2000年代バージョンとBoseは言っています。
Non Fiction feat. No Buses
2020年8月28日にリリースされた2ndアルバム『Boston Bag』に収録されている楽曲
客演には、ロックバンド『No Buses(ノーバシーズ)』が迎えられており、日本語ラップとUKロックの珍しい組み合わせとなっています。
BIMの音楽的に新たな一面が見れる一方で、HIPHOP×UKロックとしても新たな可能性が見れる一曲です。
Tokyo Motion feat. 高城晶平
2ndアルバム『Boston Bag』に収録されている楽曲
客演にはceroの『高城晶平』を迎え、楽曲プロデュースには『STUTS(スタッツ)』が手掛けています。
抜け出せこんなコロナ禍な世の中も
このフレーズに象徴されるように早くこの現状を抜け出したいと思っている東京のリアルが歌われたアーバンなパーティーチューンです。
ZIG ZAG feat. BIM / 木村カエラ
2020年3月4日にリリースされた木村カエラのミニアルバム「ZIG ZAG」の表題曲として収録されている楽曲
オーディオビジュアルブランドのAVIOT(アビオット)が発売した完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01m」とのタイアップ曲となっており、客演・プロデュースにBIMを迎えています。
「直接的なコミュニケーション不足」をテーマに歌われ、木村カエラのラッパーかと思うくらいレベルの高いラップと『Ring a Ding Dong』のサンプリングがアガる一曲です!
ラップのイメージがあまりないアーティストのプロデュースをラッパーが務める曲がもっと増えていくと面白そうですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自身の楽曲だけではなく、他のアーティストの楽曲のプロデュースなども手掛けるラッパーのBIM。
これからさらに大物アーティストとのコラボが期待されるBIMの今後に大注目です!
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